PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

10章:審問の贄

※イベントログです。ネタバレ注意!
 あらすじはwikiより。感謝!


10章:審問の贄

パルマの酒場に戻った傭兵艦隊を待ち受けていたのは、物々しいイスパニアの兵士たちだった。
バルタザールの戦線離脱の罪を質すため、審問会を行うのだという。
抵抗もせず、連行されていくバルタザール。その身の上を案じたアゴスティノは、審問会の行われるセビリアへと向かう。

後日、カートライトは、セビリアの酒場でアゴスティノ、エドゥアルドに再会。
バルタザールが黙秘を続けていること、判事がアルバ公びいきであることで、審問会は圧倒的に不利な状況にあるという。
そしてカートライトたちもまた、重要参考人として、審問会の行われている大聖堂への出頭を命じられる。

審問会では、バルタザールが相変わらず黙秘を続けていた。アゴスティノは、エドゥアルドが勝手に契約したことを根拠に、バルタザールを弁護。
だが、エドゥアルドは、証言を拒否し、バルタザールの立場はいっそう悪化する。

やがて判決の時がくる。判事が判決を下そうとしたその時、思わぬ人物が現れる。
その人物とは、インディアス発見の英雄クリストバル・コロン提督である。

コロンは、アルバ公がこれまでバルタザールに対し行ってきた再三の契約違反を指摘。
さらに、バルタザールをバルバリア海賊討伐から外したことで、領海防衛をおろそかにした落ち度にも言及する。
英雄の言葉にどよめく聖堂内。
静粛をもとめる判事の槌の音もむなしく、審問会は混乱と紛糾のうちに閉廷を余儀なくされる。
アルバ公は、バルタザールに後日の報復を誓い、立ち去っていく。

カートライトは、コロンとバルタザールに誘われ、酒場へとむかう。

酒場でバルタザールとの思い出を語るコロン。
ーー十七年前、ポルトガル王室からの援助を打ち切られたコロンは、バルタザールの船に便乗し、イスパニアに亡命。
その後、イスパニア王室の援助で見事にインディアスを発見し、一躍、かの地の副王の座に昇りつめたのである。

それから数年。近頃は、リウマチに悩まされるようになり、隠退を考えているのだという。
そんなコロンはカートライトとエドゥアルドを気に入り、イスパニア国王への推薦を約束する。
必ず大物になって見せると張り切るエドゥアルドの若者らしく、野心あふれる姿を、コロンは頼もしげに眺めるのだった。


エドゥアルド>…ったく こんなときまで 口下手の頑固者で 通しやがって…
アゴスティノ>あっ! カートライトさん いらして下さったんですかい
アゴスティノ>実は 審問会なんですが かなりやばい情勢なんでさ
アゴスティノ>判事は全員 アルバ公と懇意の坊主ども 圧倒的に不利な情勢なんでさ
エドゥアルド>傭兵が契約無視で逃亡したとなりゃ 死刑は免れないぜ
アゴスティノ>畜生! その通りだ…
アゴスティノ>…それに 旦那も旦那だ よりによって なんであんな…
アゴスティノ>それがおかしな話なんでさ どうやら 旦那は ダンマリ決め込んだまま わざわざ 審問を引き伸ばしてるらしい
アゴスティノ>おかげで 『海賊狩りの黒鯱』に 好意的だった軍部の中にも 旦那を卑怯者扱いする輩が出てるって話でさ
エドゥアルド>…ったく こんなときまで 口下手の頑固者で 通しやがって
エドゥアルド>俺にまで累が及んだらどうするつもり…
アゴスティノ>う… うるせえぞ エド! 元はといえば オメェのせいじゃねぇか
アゴスティノ>テメェの身可愛さに オタオタしてんじゃねぇッ!
エドゥアルド>ヘッ! テメェだって 人のこといえた義理かよッ!
アゴスティノ>…?
役人>黒鯱傭兵艦隊のエドゥアルド アゴスティノ それから 臨時雇いの カートライトはおるか!
アゴスティノ>…ヘェ 私らですが 何か…?
役人>バルタザール脱走事件の重要参考人として 直ちに 大聖堂まで出頭せよ
エドゥアルド>ゲッ! 何で俺たちまで…
アゴスティノ>こうなりゃ 私らで 旦那の弁護をしてやるまででさ
アゴスティノ>カートライトさん こんなことにまで巻き込んじまって ホントに申し訳ねぇ…


衛兵>重要参考人のバルタザールの部下三名か 入るがよい 中でアルバ公がお待ちだ
衛兵>(…まったく 卑怯な上司を持つと 部下も大変だな 傭兵さんよ)
アゴスティノ>何だと オメェッ! 旦那はなぁ…!
衛兵>(おいおい 反論は 中でやってくれよ)
アゴスティノ>クッ…
白髪の男>……
アルバ公>来たな バルタザールの部下どもよ では 本日の審問を始めるとしよう
主席判事>これより 黒鯱傭兵艦隊隊長 バルタザール・オリベイラの第十回目の 審問会を開廷する
アルバ公>本日は バルタザールの希望により その主だった部下三名を連れてきております
アゴスティノ>旦那ぁッ!
バルタザール>フン 連中など呼んだ覚えはないわ
アルバ公>…コホン 審理に入る前に 本件の争点を申し上げよう
アルバ公>この者は ネーデルランド戦線に 参加するとの契約を結びながら 無断で戦線を脱走した
アルバ公>にも関わらず この事実を 認めようとせぬため 審理が長引いておる いい加減 認めたらどうだ バルタザールよ
アルバ公>契約書には「反乱軍の鎮圧まで アントワープに駐留する」との 条項があるのだぞ?
バルタザール>フン くだらん 答えるのもバカらしいといっておろうが
アルバ公>おのれ またそれか…
アルバ公>判事よ これ以上 黙秘が続くようでは 審理するだけ時間の無駄 いっそ…
アゴスティノ>異議ありだッ! そうでさぁな? カートライトさんッ!
アゴスティノ>そうだ! そいつぁ 旦那が自分で書いた 契約書じゃねぇんだッ!
アゴスティノ>そもそも そいつに署名したのは そこにいるエドのヤツだ
アゴスティノ>旦那は… ネーデルランド行きの話を キッパリ断ってるんだ なあ そうだよな エド!
エドゥアルド>……
アゴスティノ>おい なんで答えねぇ!
アゴスティノ>まさか 旦那がこんなときに まだテメェの保身のことでも 考えてるんじゃあるめぇな!?
エドゥアルド>…うっ うるせぇッ!
主席判事>静粛にッ! 参考人は私語を慎むように!
エドゥアルド>ちくしょうッ こんなことになるなら…
アゴスティノ>エド! テメェってヤツぁ…
エドゥアルド>うっ… うるせェッ!
バルタザール>フン くだらんな 答える気にもならんわ
アゴスティノ>旦那…! なぜ 抗弁なさらねェんでさ
バルタザール>……
アルバ公>フフ… まったく 見苦しい有様だ
アルバ公>バルタザールは責任を部下に転嫁し 契約の無効を主張しようと企んだが 失敗に終わった
アルバ公>これで どちらの言い分が正しいかは 火を見るより明らかになったわけです 判事よ どうか賢明なる御裁定を!
アゴスティノ>まさか… アルバ公め 最初からこれを狙って 俺たちを…?!
アゴスティノ>そんな…
主席判事>では 判決を…
白髪の男>異議あり!
アルバ公>…クリストバル・コロン提督!? 何故 インディアス到達の英雄である そなたが!
コロン>フフ 実は 私とこの男とは イスパニア亡命以来の旧友でしてな
バルタザール>フン ようやく来おったか
コロン>アルバ公よ 署名をしたのが 誰であろうと その契約書には拘束力など一切ありませんぞ
アルバ公>…なんだと?!
コロン>判事よ これをご覧ください
コロン>これまで バルタザールが海賊討伐遂行に あたり アルバ公によって与えられた褒賞 ならびに武器・兵員補充に関する書類です
アルバ公>……!
コロン>この書類を見るに アルバ公は 前契約の定める義務を まったく履行していなかったことになります
コロン>この有様で 新たな契約を結んだの 結ばないの いえた義理などございますまい
アルバ公>しかし 敵前逃亡は 敵前逃亡 その罪は消せんぞ!
コロン>では アルバ公よ あなた自身の罪はどうなりますかな?
アルバ公>…なんだと?!
コロン>バルバリア海賊は 我が国の沿岸防衛における 最大の脅威
コロン>その討伐を一身に担うこの男に ネーデルランド戦線への転籍を命じたと なれば まさしく海賊どもの思うつぼ
コロン>あなたは海軍を統括する身でありながら その責務を放棄されていたことになりますぞ
アルバ公>判事よ 質疑を却下して頂きたい! コロン提督は 審理の争点を 意図的にずらしておられるッ!
主席判事>質疑を却下…
コロン>判事殿 お待ちください 私は 議論の原点に立ち戻るべきだと 申しておるだけ!
コロン>この席にて 責任を追及されるべきは 果たして この男とあなた どちらであるべきかッ!
コロン>…アルバ公よ さあ お答え願おうではないか
主席判事>静粛にッ!
主席判事>…閉廷だ! 本日の審問会はこれにて 閉廷とするッ!
アルバ公>……
アルバ公>おのれ 小細工を…
バルタザール>フン くだらん小細工をろうしたのは むしろ貴様であろうが
アルバ公>私にここまでの恥をかかせて いつまでも無事でいられると思うなよ!
バルタザール>カートライトよ ご苦労だったな 連中が待っておる そろそろ表に出るとするか
バルタザール>…?
兵士>バ… バルタザール殿 お待ちを!
兵士>私は 最初から敵前逃亡など 下らぬ中傷だと信じておりましたッ!
バルタザール>……
アゴスティノ>嘘こけッ! オメェ さっきまで 旦那を 敵前逃亡の卑怯者扱いしてたじゃねぇか!
兵士>…ウッ!
バルタザール>しょせん 世評など 一夜で表にも裏にも転ずるもの そう怒るな アゴスティノ
アゴスティノ>いちいち怒ってちゃ こちらの身がもたねぇ… か
アゴスティノ>ったく 世間の仁義の 薄っぺらさときたら…
コロン>フフ そんなことより 久々の旧友の再会だ 祝して 大いに飲もうではないか
アゴスティノ>ああ そうしやしょう こうなりゃ ヤケ酒でさ カートライトさんも来てくだせい!
アゴスティノ>……? どうしたんだ エド
エドゥアルド>……
エドゥアルド>ふぅーッ カートライト 俺の分 もう一杯 注文してきな
アゴスティノ>それにしても コロンの旦那 判事に見せたあの書類 パルマに保管してる艦隊の出納ですよね
アゴスティノ>それを一体 なんであなた様がお持ちで?
コロン>最初の審理のときだ…
コロン>この男め 王城の入り口で私の顔を見るなり パルマまで出納簿を取りに行けと 命じてきおったのだ
コロン>私にも あのときの恩があるのでな やむなく従ったというわけだ
コロン>十七年前 まだインディアス渡航の 出資者を探しておった頃のことだ
コロン>ポルトガルにおった私は 王室の援助を 打ち切られ 夢に破れかけていた
コロン>その時 共にイスパニアへ亡命しようと 誘ってくれたのが この男なのだよ
バルタザール>フン 誘った覚えなどない
バルタザール>だいたい 貴様は 甲板掃除でも 何でもするから 飯を食わせろと 勝手についてきただけではないか
コロン>ハハハ あの頃は 無理して貴族と付き合っておった せいで 金がなかったのでな
アゴスティノ>しかし その頃の苦労があったからこそ 今日のコロン提督があるってもんでさ
アゴスティノ>なにせ 世の常識を覆して西の海を渡り 見事 インディアスに到達 今や彼の地の副王様ときたもんだ
コロン>……
バルタザール>…?
コロン>…それにしても バルタザールよ 私が戻るまで おまえが審問を 引き伸ばせるとは 正直 思わなかったぞ
コロン>いつの間にやら 大した腹芸を 身に付けたではないか
バルタザール>フン アルバ公の一本調子な審問など 受け流すのは造作もない
バルタザール>貴様とて よくもあれだけ 舌がまわるようになったものだ
アゴスティノ>ええ まったくだ 大学の坊主どもも真っ青な論陣でしたぜ
コロン>ハハ それこそ 航海の出資契約で 何度も煮え湯を飲まされておったのでな
バルタザール>カートライトよ 貴様も一杯やるがよい
コロン>おお そなたは…
コロン>審問会では なかなかに 堂々としておったな
アゴスティノ>ええ この方はカートライトさんと 申しやす なかなかに肝の据わったお方でさ
アゴスティノ>…それに引き換え そこにいるエドときたら…
エドゥアルド>……!
エドゥアルド>るッせェな! もう無事に済んだことだ 今さら ほじくり返してンじゃねぇ
アゴスティノ>…と まあこの通りでさ
エドゥアルド>…なあ カートライトよ せっかくの機会だ
エドゥアルド>先輩航海者であるコロン提督に 話を聞かせてもらおうじゃねぇか
エドゥアルド>このイスパニアで 大英雄になるための 秘訣ってヤツをよ
コロン>…… よかろう だが 何を話せば良いのやらな
コロン>…フム かの土地は いってみれば この世の楽園だ
コロン>海は空よりも青く澄み 花は一年中咲き乱れ 生い茂る森の緑は 限りなく明るい
コロン>街には 極彩色の鳥の鳴き声が 響き渡っておってな…
エドゥアルド>おいおい そんなことは どうでもいい もっと肝心なこと教えてくれよ
エドゥアルド>インディアスじゃ 金は手に入るのか? 女は綺麗なのか?
エドゥアルド>…なあ 確か 『コショウ』ってお宝も 手に入るンだろ?
コロン>……
アゴスティノ>こ… こらッ エド! オメェってヤツぁ…
コロン>…ハハハ なかなかに 威勢の良い若者ではないか
コロン>バルタザールよ あの頃は 天涯孤独だったお前が今こうして 有望な後継者たちに囲まれておるとはな
コロン>実に喜ばしいことだ
バルタザール>後継者だと? そんなものはおらんよ
バルタザール>俺の宿願は ハイレディンを倒すことのみ それさえ かなえば 残すものもない
コロン>そうか… おまえはまだ 十分に 体が動くゆえ 考える必要もないのだろう
コロン>…実は ここ数年 酷いリウマチに悩まされておってな 近々 隠退を考えておるのだ
バルタザール>フン 貴様が王城に入り浸っておるのは 隠退後 貴族どもに寄生するための コネ目当てというわけか
コロン>…フフ そう毒づくな
コロン>それにしても このカートライトと エドゥアルド なかなかに見所ありそうだ
コロン>よければ その貴族どもとのコネで 私から国王陛下に推薦しておこうではないか
エドゥアルド>スゲエ! マジかよ!
バルタザール>フハハ! カートライトはともかく この馬鹿者にはホトホト手を焼かされておる
バルタザール>推薦などしても ろくなことにならんぞ
エドゥアルド>そ… そンなことはねぇッ! なあ コロンさんよ 俺はやってやる
エドゥアルド>機会さえもらえりゃ 必ず アンタみてぇな デカイ男になって見せるぜ
コロン>ハハハ! よかろう その意気だ


| イベント | 10:57 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT















非公開コメント


スパムが鬱陶しいため、httpを禁止ワードにしてあります。お手数ですがttp://という感じでhを削って記入してやってくだされ!

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。